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代表弁護士のブログ

2013年5月 4日 土曜日

浮気のリスク

浮気の法的リスク・問題点は大きく分けて2つ。







ここでの浮気は男女関係一般の浮気ではなく、いわゆる不貞行為、すなわち既婚者との男女関係である。







1つめ。慰謝料の支払い義務が生じること。









2つめ。有責配偶者、すなわち、責められるべき行為をした配偶者として離婚にあたり極めて不利な立場になること。







以上2点。もっとも、独身の方が既婚者と浮気をした場合の争点は1の慰謝料のみである。







通常、既婚者で、浮気について相談なさる方は、慰謝料の点ばかりを気にする。









というより、2つめの有責性がどれほど不利になるかについて気に留める方は少ないか、ほとんど軽視している。









確かに、100万、200万といった慰謝料額は大金だし、簡単に用意できないこともあるでしょう。









しかし、私からすれば、2つめの有責配偶者のラク印を押されてしまうことのほうがよほど大きな問題なのだ。







慰謝料など払ってしまえば終わり。所詮お金の問題だ。









あらゆる紛争で、お金で話が済むのはまだeasyなもめごとだ。









世の中、お金で解決するしかないと、人は言うが、私からすれば、お金で解決できるのはまだいい。









お金で解決できない問題こそが真の意味で紛争であり、現にお金の問題でないもめごとがあることを認識することこそが、「お金で解決できる」と一般に言われていることの裏の意味であると考えている。







さて。有責性のレッテルを貼られると、10年は離婚できないと思った方がいいだろう。









確かに、現在の家庭裁判所は大きく破たん主義に傾いており、有責性のない事案では、3年程度の別居でもバシバシ離婚を認めている。







しかし、浮気のあるケースでは、より厳しい対応を取っているように思われる。







判例上は、8年程度の別居で済むとも言われているがこれはあくまで夫婦破綻の基準でしかない。







個別ケースでは10年の別居があっても足りないくらいだ。







もし、相手の配偶者が、離婚に最後まで、どんなにお金を積んでも同意しなければ、この先10年離婚できず、







再婚も当然できないことになる。







その重大性は、慰謝料200万と比べてどちらが人生にとって大きな問題だろうか。


投稿者 竹村総合法律事務所